非エンジニアがシリコンバレーでインターンをする方法

「エンジニアでなければ、お呼びでない。シリコンバレーのインターンが、文系では不可能。」とは、限りません。確かに、IndeedやLookSharpのようなインターンサイトで「Engineer」と「Marketing」での募集ポスト数を比べてみても、その差は歴然です。また、ネイティブよりも英語力が劣る日本人が国内のマーケティングとして採用されることは難しいもの。

非エンジニアがシリコンバレーで挑戦するのは無理なのでしょうか?

「シリコンバレー」。華やかなキーワードに惹かれて、日本から学生がシリコンバレーへやってきます。その多くが、アメリカに拠点を持つコンサルティングや、投資を事業とする会社に「お手伝い」をします。やることは、基本的にはリサーチと、そのアウトプット。アメリカにある日系企業は、確かに、日本にある会社とは違います。しかし、シリコンバレーでバリバリ起業するグローバルスタートアップとも、やっぱり違います。

日本と、アメリカに拠点を持つFenoxVenturesが不正に学生インターンを採用していたとして、処罰を喰らいました。この事件は氷山の一角であり、実際には似たような事例が明るみに出ていないこともあります。

そして、非エンジニアでもシリコンバレーでインターンをすることはできます。
もちろん、「お手伝い」ではなく、J-1ビザを企業にスポンサーとしてついてもらう公式な形です。


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非エンジニアがインターンのオファーを受けてから、断るまで

今回は、「シリコンバレーのFREERIDER」が実際にJ-1ビザのオファーを提案されるまでを公開していきます。

私がオファーをもらったスタートアップは、BadgerMap。外回り営業をしているセールスマンに向けて、地図ソリューションを提供しています。月額課金モデルを採用しており、ただの地図案内ではなく、新規顧客の開発、CRMソフトとの連携で顧客情報をリアルタイムで更新し、コスト削減を実現します。

私がBadgerMapと出会ったのは、「シリコンバレーのFREERIDER」取材。CrunchBase上でたまたま見かけて興味の湧いた会社だったので、取材のお願いをしたところ、創業者のSteveが快諾してくれた。アポイントは、その週のうちにすぐ決まりました。

シリコンバレーのFREERIDERのスタンスは、メディアではなくスタートアップです。メディアとしての影響力がない分、自身が最大限お返しにできることを考えていました。(※ もちろん”働ける”ビザで入っていないので、金銭的な対価もなし。労働をすることもなし。ほんの気持ち的なお返しだ。)今回も同じで、その日のうちにBadgerMapのランディングページ訳と、簡単な市場調査をパワーポイントで作り、Steveに返信しました。

翌日、SteveからBadgerMapで働かないかという提案を受ける。ポジションは、日本のローカライズ。ビザのステータスでは、それを受けることができないことを伝えると、J-1ビザを出すことにすぐ承諾してくれました。

取得のポイント

・BadgerMapは最初から日本の市場に興味があった。
・BadgerMapとの相性が日本と良さそうなことが分かり、それを伝えた。
・その日のうちに、迅速な対応をした。

ちょうど、その頃はシリコンバレーに残るためのビザを探していたので、私にとっても都合が良かった。その日から、帰国までは働かずに、その会社の雰囲気に慣れるためにオフィスで自分の作業をして過ごすことになった。会社内では、週に一度行われるインターン生同士が語り合うクラスタイムと、TGIFにだけ参加しました。

BadgerMapでは、サンフランシスコに住んでいる学生だけでなく、世界からインターン生を集めていました。日本人は私だけだったが、多国籍な環境で時間を過ごしているだけで刺激的でした。
帰国前に、私が今後どのような仕事をするかをSteveと打ち合わせするタイミングがあった。メインとなる仕事は、翻訳と日本市場におけるマーケティング。まずはBadgerMapアプリやホームページの翻訳をし、SNSとブログ記事を使ったコンテンツマーケティングを行なう。目的は、1年で日本に進出させることだ。(ここは、ざっくりしていました。)

このオファーはマーケティング経験がない私にとっては不安もあったが、BadgerMapが今日本のマーケティングを依頼できる相手はシリコンバレーのFREERIDERしかいませんでした。しかし、私は断ることにしました。

断ったポイント

・インターン生は、一律で月給が$500だった

どうしてもBadgerMapが日本の市場へ進出したいということだったため、リモートの案件にしてKPIで$500を提案したが、これが受け入れられることはできませんでした。結局、相手に期待させてしまい、お互い無駄な時間を過ごすことになってしまいました。

物事の成り行きを決定するために、必要な事項を把握しておくことを学びました。私がBadgerMapと出会ったのは、たまたまであったし、また彼らも偶然に日本人を求めていました。このように、知らない土地で自分が受け入れられるためには、まず自分の特徴を確認しておくことは大切です。国内で日本人であることに強みはありませんが、海の外へ出れば、それがパーソナリティに変わります。

非エンジニアでもシリコンバレーでインターンはできるのです。そのために必要なことは、自分が顕著にどんな特徴を持っているかを把握し、会社にとって何ができるかを提案すること。そして、情報収集能力です。