WeWork日本上陸?10万人に愛されるコワーキングスペース

WeWorkは、2010年ニューヨークでスタートした、全世界の起業家、フリーランスにオフィススペースをレンタルしている企業です。創業から7年にして、企業価値2兆円という評価を受けました。世界15カ国で利用可能なコワーキングスペースの成長と、日本進出について利用者目線で考えます。

2017年明け、ソフトバンクが1000億円をWeWorkに投資。一見、ITには関係がなさそうなコワーキングスペース事業への投資とその額に、業界でもかなり話題になりました。また、昨年の暮れには、ヤフージャパン(ソフトバンク100%子会社)がLODGE、無料のワークスペースをOPENしたのと続いたため、何やら企んでいるのではないか!と個人的にも期待が高まっています。
とりあえず、WeWorkの受付はこれからPepper君になるのではないでしょうか!?

WeWorkは世界15カ国42都市にチェーン展開する、コワーキングスペース。アジア進出も”済み”となっており、香港・北京・上海ではアメリカで利用されているWeWorkと同様にコワークできます。この3ポジションを握ったとなれば、次は日本か!シンガポールか!と二択に迫られるところ。
ソフトバンクが投資したバックグラウンドも踏まえれば、今年末に汐留あたりに「WeWork」看板を見かけるのは容易だったりもしますね。

WeWorkは、世界最大級のビジネスコミュニティ

さて、WeWorkとは一体なんなのでしょうか?
“コワーキングスペース”風というトレンドに乗っているとはいえ、事業はアナログ。
Webでも、アプリでもなく、基本はスケールしづらい不動産。
それでも、今回の投資で2兆円に…。そこまで、WeWorkが評価される理由、他のコワーキングスペースとの比較など、利用者の立場に立って、この巨大コワーキングチェーンを徹底解剖していきたいと思います。

WeWorkサービス料金に含まれるもの

WeWorkには、料金プランが4つ設けられています。(拠点によって異なります!)
それぞれ、一つずつ紹介していきます!

WE MEMBERSHIPプラン:月45ドル〜

– WeWorkコモンズの利用
– 2回までWeWorkの会議やデスクが予約できる

頻繁にコワーキング利用をするわけではないけど、WeWorkコミュニティに興味がある、もしくは海外出張が多いという方にオススメ。世界各国のWeWorkオフィスへ立ち寄ってコミュニティメンバーに会うのも楽しいこと間違いありません。スペースの利用は1日50ドル。

HOT DESKプラン:月220ドル〜

– WeWorkコモンズの利用
– 24時間365日スペース利用可能(フリーデスク)

一般的なコワーキング利用はこちら。WeWorkでは連日イベントが開催され、コミュニケーションが活発です。チームや仕事を探している人もWeWorkに通うだけでそれが叶うことも!別のスペースで利用する場合には、1日25ドルで利用ができます。

DEDICATED DESKプラン:月300ドル〜

– WeWorkコモンズの利用
– 24時間365日スペース利用可能(固定デスク)

WeWorkのスペースに、固定席が欲しいという方はDEDICSATED DESKプランとなります。固定デスクで拠点ができることになるので、チームで利用するような場合にも最適。WeWorkはとても人気なので、フリーデスクだと入れない場合も。本業に腰を据えているなら、DEDICATED DESKプランがオススメですね!

PRIVATE OFFICEプラン:月400ドル〜

– WeWorkコモンズの利用
– 24時間365日スペース利用可能(オフィス)

法人向けのプランも用意されています。ガラス張りの部屋にチームが入って仕事ができる環境が整っています。スタートアップのような10人未満の会社から、大企業の支社としての利用まで様々です。コワーキングスペースにも関わらず、100人以上の社員が入っているなんてことも!

“仕事する”なら、なんでもかかってこい!がWeWorkのスタンス。
必ずしもフリーランスで活動している人だけじゃないんですね。法人利用が進んでいるのは、意外なことかもしれませんね。

ニューヨーク生まれの建築デザイン

WeWorkの発祥は、芸術家に愛されるニューヨークです。「ダサいオフィスは、ニューヨークじゃ流行らない。」と建築には徹底したこだわりがあるみたい。WeWorkがはじまってすぐは、デザイナーの利用が多かったんだとか。
アメリカの土地柄もあるかもしれませんが、どのオフィスも広くて、デザインが秀悦。WeWorkが対象としているユーザーは圧倒的にIT関係が多く、彼らの仕事はクリエイティブ力が求められます。やはり、クリエイティブなアイデアこそ、クリエイティブな空間からしか生まれないもので、そうした工夫が全体に施されています。

「WeWorkコモンズ」で広がるビジネス

アメリカでは、ビジネスSNSとして「LinkedIn」が使われています。WeWorkで展開されている「WeWorkコモンズ」もビジネスに特化したアプリですが、利用できるのはWeWorkメンバーのみ。ビジネスに親和性がある対象の会員に絞られています。ネットワーキングとして繋がるだけでなく、案件のやり取りやリクルーティングなども活発です。その他、もろもろ機能があるのですが、これがとっても便利!
会員は世界各地のWeWorkオフィスの予約や、福利厚生としてAWS(アマゾンウェブサービス)を割引で利用できるようなお得な機能。さらに、WeWorkで販売しているお菓子を買うこともできるんです!(ドリンクは基本無料!)


詳しくはこちら

一般的なコワーキングスペースとの違いは?

WeWorkの特徴をあげても、それが普通のコワーキングスペースではないことは一目瞭然ですが、さらに突っ込んで比較してみましょう。

WeWork コワーキングスペース
拠点数 100拠点以上 1〜3拠点
月額会費 200ドル〜 100ドル〜
コミュニティ オンライン/オフライン オフライン

数が圧倒的です。拠点数に比例した、会員数にもなるので売上の大きさが異常であることは容易に分かることでしょう。では、その会員をコミュニティで結ぶためにはイベントや、スペース内でのやり取りでは不十分ということになります。
WeWorkコモンズのような存在が大切なものになってきます!

ただ、お値段は一般的なコワーキングスペースよりもお高めになるのも事実。建築デザインにも投資をしている分、致し方ないことなんでしょうけども。とはいえ、世界と繋がれるネットワーキングにはそれに見合った価値があるはず!

果たして、WeWorkの日本上陸は!流行るのか?

冒頭に戻りますが、ソフトバンクが投資したことからも日本進出は秒読みではないでしょうか。まず東京(おそらく渋谷か汐留)に一拠点、大阪、福岡の主要都市にも同時に展開されることも予想されます。建築デザイン(広いオフィスでのびのびと仕事する)にも強いこだわりがあるみたいなので、これが実現できるエリアに拠点を持ちそうです。

果たして、日本へ上陸したら流行るのでしょうか?
料金プランを考えると、他のコワーキングスペースよりも若干高め。ITのスタートアップ立ち上げ期には厳しい価格帯かもしれません…。一定の大きさまで成長したスタートアップや、フリーランスのドロップイン利用なども想定されそうです。
とにかく、日本上陸がブルーボトル以来に楽しみなものですね!!

【2017年4月14日追記】

WeWorkの日本コミュニティマネージャーの募集が始まりましたね!
いよいよ、日本進出まで秒読みになりました。