まるで友だちの家。高円寺こけむさズに寄ってみよう!

JR中央線沿線の中でも、カルチャーの街として知られる高円寺。活気あふれる駅前を抜けた先にコワーキングスペースが。それが、「こけむさズ」。ここには、少しゆるいけど、おもしろいものを作る為には夢中になれる人たちが集まってきます。2012年からスタートしている老舗コワーキングスペースへ今回お邪魔してきたので、レポートしていきます。

突然ですが、「転石苔むさず」という諺を知っていますか?
世の中に合わせ行動を軽々しく変える人は結局成功することができない、という意味。
日本とイギリスでは、そう伝わっており、ネガティブな意味で捉えられています。ちなみに、英語では”a rolling stone gathers no moss”となります。
ところが、アメリカでは別の解釈がされます。「世の中に合わせて、柔軟に行動が変わることにより、失敗を避けることができる。」かなりポジティブ!

高円寺にあるコワーキングスペースを作った人たちは、この相反する2つの意味を持つこの言葉を面白がりました。それが、今回訪れた「こけむさズ」の由来。
コワーキングスペースにやってくる人たちは、どちらかといえば転石です。世の中に合わせた行動へ踏み出した人たち。
若者、古着、グルメ、飲み屋の街に隠れたコワーキングスペースには、そうした世間外れなおもしろい人たちが集まるチカラがあります。


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遊びながら働くをスペースで体現

こけむさズには、ギター(楽器)やゲーム、サウンドバッグと一見働くこととは関係がなさそうなものたちが備え付けられています。この多くは利用者たちの持ち込み。利用者同士によるサッカーやテニスのような交流活動も活発で、働く以外にも遊びや趣味が合う仲間を見つけられるスペースとなっています。

人工芝生がスペースの一部を覆っており、ゆるく過ごすことができます。
漫画を読んでくつろいだり、ハンモックでぐっすり眠ったりとかなり自由。
仕事場として張り詰めているような印象はまったくなく、のびのびと考えながらじっくりと仕事ができるような空間です。

スペースの至るところには、利用者たちの跡が。誰かが率先して作り上げた場ではなく、みんながやりたいことを詰め込んだらこうなった結果が、こけむさズです。自由に働くというのは、まるで遊ぶように働くということ。ここでは、その1つが実現されています。

地域に根ざしたドロップイン

高円寺の土地柄もあって、こけむさズを訪れる人はさまざま。コワーキングスペースの属性柄もあって、IT関連のフリーランスもいるけど、特徴的なのが地元でお店を開いている人たちが事務処理をするために立ち寄るようなこともあるそうです。

お店の人たちと仲良くなることも滅多なことではなく、「オススメのグルメは?」と尋ねてみると、「〇〇さんのベトナム料理屋さんが美味しい!」と答えをもらいました。地域に密着したワークスペースとして根付いているのです。

カルチャーの発祥地として人気がある高円寺です。もっと、この街を知ってみたい、使ってみたいという理由でこけむさズを利用するキッカケにするのも良いかもしれませんね。あなたらしさが体現できる一つになる気がします。

こけむさズを一言で例えると、「友だちの家」。
夏休みの長期休暇に、友だちの家に宿題をやりに出かけたのを思い出します。そんな居心地が良くて、仕事がある程度終わったら、友だちとゲームで遊べる、どこか懐かしい場所。
目的がなくても、一度は立ち寄ってみたい。そんなスペースでした!