Remote Yearが25,000人もの応募を殺到させた6つの背景

Remote Yearは、リモートで仕事をしながら1ヶ月ごと新しい街や国へ旅を続けるプログラムを提供していいます。リモートワーカーたちが75名集まり、楽しく働きながら暮らしていく。理想的な働き方かもしれません。同社は、先日1200万ドルもの資金調達を受け、ビジネスに期待が高まることになりました。

世界中を仲間たちと旅しながら、楽しみ働くのって素敵だと思いませんか?
旅行に情熱を傾けている人であれば、誰もが憧れてしまう。Remote Yearは夢のようなアイデアでありながら、リモートワークをしながらこれを実現します。

Remote Workは2015年より始まった「旅して暮らす」を生産的に叶えるプログラムを提供しているスタートアップです。一定数のリモートワーカーを募集し、クロアチアやメキシコ、モロッコにスペインと世界の主要都市をプログラム参加者で移動しながら働くというものです。なんと75名の募集に対して、25,000人もの応募を募らせるほどの需要を初回から見せました。

先日、1年の旅を終えた人たちがそれぞれの国へ戻ったみたいなのですが。
このプログラムに可能性が見込まれ、大手ベンチャーキャピタルから1200万ドル(日本円にして約14億円!)を資金調達することに成功しました。
一見、どことも変わらない旅行プログラムがこれだけの期待が持たれるのにはどんな理由があるのでしょうか?
Remote Yearが成り立つのは、今だからこそという大きな時代背景が動いているように思います。一つずつ見ていきたいと思います。

PC一つで問題なく仕事ができる

今やPCとネット環境があれば仕事を完了させられる時代です。
営業の仕事であっても対面で行なう必要はなく、Skypeで打ち合わせをするだけで商談が進みます。WEBマーケティング、デザイナー、ライター、エンジニアは言うまでもなく、オフィスに出社する必要はありませんね。

PCがあれば仕事ができる職種がかなり増えただけでなく、全体としてそちらに動きつつある現実があります。ベンチャーだけでなく、大手企業でもその動きがあります。例えば、カルビーの松本会長は「会議なし、資料なし、会社に来る必要なし!」と大胆な働き方改革を謳っています。

75名の仲間が思い出をシェアして旅する

昨日まで知らなかった人と、モノや体験を共有する。
シェアリングエコノミーのコンセプトを少なからず引き継いでいるのがRemote Yearの特徴です。一人フリーランスが旅をしながら暮らすというのもいいですが、こうして共に応募していた仲間たちと旅をするというのは、何とも理想的。
SNSで思い出を残し、体験を発信しやすいインフラが整っているからこそ、Remote Yearの楽しさが倍増していくのでしょう。

コワーキングスペースのようなWiFi環境が世界に整備された

今や砂漠でもネットが使える時代。このフリーWiFiという観点からみれば、日本が後進国で、ヨーロッパやアメリカではカフェや観光スポットに限らず、街中どこでもWiFiを無料で利用することができるんだとか。

Remote Yearで訪れるのは、ネット環境が整備されてている都市がほとんど。また、コワーキングスペースを見つけることができなかったクロアチアではRemote Yearが率先してコワーキングスペースを現地で作るなど、行動力を見せつけています。

クラウドソーシングのような仕事をどこでも受注できる仕組み

仕事がない…という問題も、クラウドソーシングが発達している今、スキルがあれば大丈夫です!
どこにいても、どこからでも仕事を受けられるのです。もはや一つの場所に止まっている理由がありません。日本ではCrowdWorksやLancersが有名ですが、世界にはそれぞれの専門スキルに特化した巨大なサイトが幾つも乱立しています。フリーランサーたちと行動する上で、一緒に仕事に取り掛かるなんてこともできなくはなさそうですね!

飛行機をはじめ移動手段がコストダウン

世界的にLCCが浸透し始め、通常よりかなり安く航空移動することが可能となりました。新幹線よりも飛行機出張の方が断然安くなるということで、国内での利用機会もふてきましたよね。
テクノロジーも進み、飛行機の機体や使用においても大幅なコストカットが可能となっており、今後海外との移動はハードルが下がっていくことが予想されます。
こうした飛行機移動のコストダウンは、移動して働く人たちの負担を大きく下げる要因の一つになりうるのです。

Airbnb効果で旅することへの憧れが強くなった

Airbnbという巨大なコミュニティもあり、今旅行業界は激アツです。
ITによってどこでも仕事できるようになったというのはもちろん、文化的な側面からもモノより体験に価値が置かれるようになり、その一つ旅行はそれを解決する手段として、市場規模がどんどん増しています。

Remote Yearには、一種の近未来的なものを感じさせられます。
テクノロジー進歩が進んでいけば、人はリモートで仕事するどころか旅行のような創造的で楽しいことだけに取り組んでいいような時代が来るかもしれません。
このプログラムには、まだ私たちが見えていない可能性が秘められています。


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