起業で失敗すると周りが去っていく7つの理由

失敗しているか、成功しているか。売上や利益など数字が伸びていれば、そうでなくても「上手くいっている!」気がしているのか。一概に、自分が成功に進んでいるかどうかは分からないものですよね。しかし、逆に失敗している(進行形)ときには、人が周りから去っていくので、自覚することができるものです。

転職や、起業あるいは新規プロジェクトを会社で始めた時には、まだ体験していないことに取り組める挑戦もありますが、その分、時間や人間関係などのリスクが生じます。成功すれば、どちらも取ることができますが、失敗していれば、少なくとも後者は失ってしまうかもしれません。

具体的に、失敗をすれば、周りが離れていくを身をもって知った筆者が、既成事実からコケ始めると周りから去っていく理由を説明していきます。この周りが離れていくというのは、自分が期待されていたのに上手くいかないからそれを見捨てていくばかりではなく、99%自分自身にその理由があるといった結論となります。


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離れていったメモリアルパーソンたち

積極的に周りと連絡を取るタイプではあったのですが、パタッと返事が返ってこなくなってしまいました。自分から連絡を取ってもダメというパターン。取り残されたというよりは、無視されてしまうようになります。まずは、実際に離れていった人たちを挙げていきます。

偉い人たち

起業を始めた当初は、とくにサービスを作ってプレスリリースを打った時なんかには投資家を始め、さまざまな人から連絡があり、カフェMTGをしていました。自分がすごいと思っているような人たちにアドバイスを貰ったり、サービスのビジョンを語るのは楽しいことでしたが。サービスが思った以上に上手くいかず、クローズしてしまうと、もはや会う理由がなくなり、自然と音沙汰もなく連絡を取ることはなくなっていきました。

クライアント

成功報酬モデルでのサービスを展開していたのですが、実際に成功がなければクライアントの信用は一気に低下し、やがて一切連絡を取ることができなくってしまいます。ビジネスで結んだところが、ビジネスにならなくなってしまえば、やり取りは消えてしまう。当たり前ですが、現実を突きつけられた気分にもなりました。

共同創業者

創業してわずか3ヶ月で、1人になりました。スタートアップにおいて、共同創業者の別れはよく聞くものではありましたが、こんなに早く訪れるとは思いませんでした。「あなたとはやってはいけない。」と、まるで離婚のように去って行かれてしまいました。事業が上手くいっていたら、と考えることもありますが。結婚相手も、共同創業者も、一緒にいて幸せになれる人よりも、苦しい時にその壁を一緒に乗り越えられる相手がベターなんじゃないかと。

仲の良かった友人たち

社会人になってからも、連絡を取っていた友人が2人だけいました。この2人とは、ほぼ絶縁状態です。一人は大学時代からの友人、仕事面でもプライベート面でも信頼がおける人間で、どちらかというと上から目線で対応する癖のあるやつでした。上手くいっていない時に、頭ごなしな対応に腹を立ててしまい、今ではまったく連絡を取らなくなってしまいました。

もう一人は小学校からの幼馴染。上記の共同創業者が去ってすぐ、「自分と一緒にビジネスをやろう」と声をかけてくれた人でもありました。実際に、自分がやっていた仕事を任せ始めたあたりで、あまりにもコミットの差が歴然なのにも関わらず、株の話ばかりが積極的に挙がり、嫌なところばかり目につくようになり、関係を絶ってしまいました。

どちらも、癇癪で切れてしまった人間関係です。

程よく連絡をしていた人たち

「こういうサービスを作ろうと思ってるんだけど、どう思う?」サービスを出したり、アイデアを思いついたらすぐに、ターゲットとなりうるような知り合いに連絡を取るようにしていました。ひどい時には、「なにか困っていることはないか?」と、まったく具体的ではない状態でLINEやFacebookメッセンジャーで知り合いにメッセージを送りまくっていました。友達=テストユーザのような認識があり、こちらはあまり利益を相手に返していませんでした。気づいたら、友達が減って、ブロックされたりしていました。

周りが離れていってしまった7つの理由

性格に難があるといってしまえば、それまでなのですが。失敗していることに、周りが離れてしまっていくことに関連があるような気がしています。人は失敗をしている時に、さまざまなものが不足していくからです。では、なにが不足していて、なぜ周り(特にプライベートな関係、友人とか)が離れていくのかを見ていきましょう。

お金がないから

ビジネスに失敗していると、お金はどんどん減っていきます。増える目処が立たない以上は、使うお金を減らすしか方法はありません。飲み会や合コンに誘われても、これを断るほかなくなります。また、友達と食事に行く時もどうしてもケチってしまって、メニューで一番安いものばかり頼んでしまいます。ファミレスへランチに行って、ミラノ風ドリアも食べれなくて「今、お腹いっぱいだわ。」と嘘をついて、飲み物だけ飲むなど。

お金がなくなってくると、相手も一緒に遊べなくなって、じきに誘われなくなっていきます。

時間がないから

失敗をしていると、無駄なことにまで手を出して足掻くので、時間がなくなります。そして、友達との約束があっても、これで平気で遅れるようになっていきます。優先事項はまず、無駄と分かっていてもビジネスに関係すること。そうなってくると、友達と会っている時間さえも無駄に感じるようになり、すぐに解散することを提案するようになります。

自分のことしか考えなくなるから

上記2つにも関係しますが、時間やお金に対して、自分にとって利益かそうでないかを極度に気にし始めます。これから友達と会う時間2時間でなにか今の現状を打破できるキッカケを掴むことができるのだろうか。関係ないのであれば会わない。自分の都合にすべて合わせて、ドタキャンを平気でするようになります。また、相手に合わせたお店や時間の使い方をしただけで相手に嫌悪感を感じるようにさえなってしまいます。

さりげなく当たってしまうから

接している時に、当たってしまうことがあります。悩みを打ち明けて、知ったような口を聞かれてしまうとそれに対して「何もわかってないくせに。」と心の中で思うだけでなく、それを口に出してしまいます。友達に好きでもない異性を勝手に紹介してからかったりと、なかなか非人道的なこともして、ストレス発散をしていました。

小さいことに許せなくなるから

普段は許せるような「遅刻」や「既読スルー」「からかっている言葉」に対して、過剰に腹が立つようになります。気にならなかった細かいことでも、自分に不利益になることに対しては敏感で、しつこく怒っていました。「応援しているよ!」と言葉だけでも投げかけてくれることさえも、素直には受け取れず、薄っぺらいように感じてしまっていました。

そして、去っていくことを気にしないから

連絡がこなくなり、相手が去っていくことを感じてもそれに対して、全く気にしなくなるようになります。自分から酷い言葉を投げかけても面倒で謝ることも忘れます。こうして、いつの間にか人が離れていくことに対して慣れてしまっていくのです。むしろ、離れていくことで、自分の邪魔をするものがまた一つ消えてくれとまで思ってしまうこともありました。

経営者たるものは、感情的になってはいけない。

誰がどう見ても性格の悪いやつなのですが、まっとうに学生や社会人をやっていたときは、ここまで顕著に酷い行為はしていなかったように思います。失敗をしていると余裕がなくなっていき、正常な意思決定ができなくなってしまう人もいるんじゃないでしょうか。感情がむき出しになった行動はロクなことを引き起こしません。

経営者たるものは、決して感情や私情で動いてはいけないことを学びました。「好き」か「嫌い」かではなく、顧客にとって「良い」か「悪いか」かの客観的な軸が基準となっている必要があります。プライベートだからといって、感情がむき出しになっていたら、それはビジネスにも影響していることは間違いありません。

いま、ちょっとずつこの闇を抜け出られそうな気がしています。具体的に、私が失敗の闇を超えていくキッカケになったのは2つあります。まず、やっぱり「人に会う」ことです。自分のことを知っている人でも、初めて会う人でもいいのですが、会って自分の現状を話して、客観的な意見をもらうようにしていました。次に、ポールグラハムのエッセイをひたすら読んだり、スタートアップスクールの動画をYoutubeでひたすら観続けることです。今や、ビリオネアの椅子に座っている人でさえも、上手くいっていない時期があったんだと分かると、これは言葉以上に力をくれるものです。